tenbagger-lab 投資学習シミュレーター

最終更新 2026-06-13 07:15 JST / 自動生成。毎朝07:15 JSTに更新。

本サイトは個人の勉強用シミュレーション(ペーパートレード)であり、投資助言・推奨ではありません。財務データはJ-Quants Freeの12週遅延、検証には生存バイアスが含まれます。全ての数値は出典とともに検証可能な形で提示しています。

📡 デイリーモニター

市場状態: 平時(日経平均 52週高値比 -6.1%)

指標 現在値 状態
日経平均 64,217 高値比-6.1% / 200日線比+21.7%
ドル円 160.2 3ヶ月変化+0.2%
SOX指数 13,371 高値比-3.9%
米10年金利 4.49% 3ヶ月変化+0.27pt

シナリオ警報

推奨姿勢(P2プレイブック)

関連: 50_行動プレイブック / 30_2026以降の展望と予測シナリオ / 20_スクリーナー最新

※勉強用の状態表示。投資助言ではない。

📒 学習ジャーナル(選択の採点)

AIの選択(採用・見送り)を仮想エントリーし、値動きで検証する学習データ。投資助言ではない。

リスト×アクション別成績(エントリー比・対日経α)

n 平均リターン 平均α 勝率
('dream_dd', 'pick') 2 -0.006 0.012 0.5
('dream_dd', 'reject') 5 -0.07 -0.052 0
('dream_dd', 'watch') 1 -0.06 -0.042 0
('dream_jukyu', 'watch') 8 -0.053 -0.035 0.125
('satellite', 'pick') 5 -0.033 -0.014 0
('satellite', 'reject') 3 0.048 0.066 0.667
('satellite_c1', 'pick') 5 0.028 0.021 0.6

本日の特異動意(±5%以上)

ポジション一覧

銘柄 アクション リスト エントリー比 α 1日
マルマエ(6264) reject satellite +15.6% +17.4% +20.9%
AIメカテック(6227) pick satellite_c1 +13.3% +12.6% +14.6%
AIメカテック(6227) reject satellite +3.6% +5.4% +14.6%
朝日ラバー(5162) pick dream_dd +2.2% +4.1% +2.5%
朝日ラバー(5162) watch dream_jukyu +2.2% +4.1% +2.5%
信和(3447) pick satellite_c1 +0.8% +0.1% +0.8%
アクリート(4395) pick satellite_c1 +0.1% -0.6% -0.9%
パワーソリューションズ(4450) pick satellite +0.0% +1.8% -0.1%
水道機工(6403) pick satellite +0.0% +1.8% +0.0%
サイエンスアーツ(4412) pick satellite_c1 -0.1% -0.8% -0.9%
ファーストアカウンティング(5588) pick satellite_c1 -0.1% -0.9% +0.1%
サンテック(1960) pick satellite -0.5% +1.3% +2.2%
シーユーシー(9158) pick satellite -1.1% +0.7% +1.1%
サイオス(3744) watch dream_jukyu -3.4% -1.6% -1.2%
サイオス(3744) pick dream_dd -3.4% -1.6% -1.2%
プラコー(6347) reject dream_dd -3.6% -1.8% -1.6%
プラコー(6347) watch dream_jukyu -3.6% -1.8% -1.6%
児玉化学工業(4222) watch dream_jukyu -4.7% -2.8% -0.9%
児玉化学工業(4222) reject dream_dd -4.7% -2.8% -0.9%
セック(3741) reject satellite -4.8% -2.9% +2.0%
宮入バルブ製作所(6495) reject dream_dd -5.3% -3.5% +2.2%
宮入バルブ製作所(6495) watch dream_jukyu -5.3% -3.5% +2.2%
東京衡機(7719) watch dream_dd -6.0% -4.2% +0.8%
東京衡機(7719) watch dream_jukyu -6.0% -4.2% +0.8%
マイクロ波化学(9227) watch dream_jukyu -6.7% -4.9% +0.1%
マイクロ波化学(9227) reject dream_dd -6.7% -4.9% +0.1%
豊和工業(6203) pick satellite -14.8% -12.9% -4.0%
ダブル・スコープ(6619) reject dream_dd -14.8% -13.0% -10.8%
ダブル・スコープ(6619) watch dream_jukyu -14.8% -13.0% -10.8%

履歴データ: data/paper_history.csv / 台帳: data/paper_ledger.json 見送り(reject)のリターンが高い状態が続く場合、そのルールの見直しを検討する。

🔎 ドリーム銘柄DD(真贋判定)

夢枠専用・全損許容資金のみ。投資助言ではない。作成 2026-06-11。 調査手段: Web横断調査エージェント×2、株探の信用残、適時開示・大量保有報告の追跡。

結論サマリー — 8銘柄中5銘柄が偽点火だった

銘柄 需給スコア 信用倍率 出来高急増の正体 判定
サイオス(3744) 3 11.5 上方修正2回→過去最高益→1Q営利+159% 本物
朝日ラバー(5162) 3 38.8 黒字転換+上方修正+自社株買い+PBR0.7 本物寄り
東京衡機(7719) 4 12.2 業績回復は実在、だがドローンテーマ過熱+監理銘柄歴 半分本物 △
プラコー(6347) 4 23.4 売上ゼロの定款変更(DC・EV・AI文言追加)でS高 偽物濃厚 ✕
ダブル・スコープ(6619) 3 9.0 EVO FUND向けMSワラント行使→換金売りと点火が重なる。GC重要事象 偽物濃厚 ✕
宮入バルブ(6495) 3 87.3 他社SMR報道の連想買いのみ。全戻し済・計画未達 偽物 ✕
マイクロ波化学(9227) 3 9.0 グリーンスチールのラボ実証でS高→全戻し。赤字拡大・増資警戒 偽物疑い ✕
児玉化学(4222) 3 7.4 最高益の中身は負ののれん。ファンド62%保有のExit圧力。年初来安値更新中 見送り ✕

この検証が証明したこと

  1. 定量シグナルだけでは6割がノイズ。需給シグネチャ満点の2銘柄(東京衡機・プラコー)ですら、片方は仕掛けテーマだった。出来高の足跡は「何かが起きている」までしか言えず、「何が起きているか」は調査でしか分からない
  2. MSワラント偽点火は実在した。ダブル・スコープの底値圏出来高急増は、目利きチェックリスト3番が警告した「換金売りの偽点火」そのもの。チェックリストは机上論ではない
  3. 信用倍率は独立した警報。宮入バルブ87.3倍・朝日ラバー38.8倍は個人投機が既に密集。チャートの綺麗さと信用残の重さは別物
  4. 本物の点火は業績が主導していた。サイオス・朝日ラバーに共通するのは、テーマでなく決算(上方修正・黒字転換)が反転の起点で、希薄化ファイナンスが不在なこと

学習トラッカーへの反映

paper_ledger に2層で記録した: - dream_jukyu(需給シグナルのみの8銘柄・DD前)— 定量シグナル単独の成績を追跡 - dream_dd(DD後の判定: 本物2pick・条件付き1watch・偽物5reject)— 調査レイヤーを重ねた成績を追跡

両者の成績差が「DDの価値」そのものの実測値になる。 偽物判定5銘柄が実際に沈み、本物判定2銘柄が走れば、このプロセスの再現性が証明される。逆なら目利きフレームを修正する。判定は 70_学習ジャーナル で毎日自動更新。

未確認事項(推測で埋めていない)

プラコーの新株予約権の行使条件原本、児玉化学の株価半減が分割か実勢かの確認、東京衡機の現筆頭株主の正確な比率、ダブル・スコープの6/11発表1Q決算。買う前にはこれらを潰すこと。

関連

23_相場師の目利き_需給シグネチャ / 70_学習ジャーナル / 50_行動プレイブック

🕯 相場師の目利き・需給シグネチャ

夢枠専用・全損許容資金のみ。投資助言ではない。作成 2026-06-11。 思想: 相場は人の需給で決まる。職人の勘を「再現可能な需給の足跡」に翻訳する。

相場師たちが実際に見ていたもの

価格は業績で動くのではなく、買いたい人と売りたい人の不均衡で動く。業績はその不均衡を作る材料の一つに過ぎない。歴代の相場師が見ていたのは一貫して「売り手が尽きる瞬間」だった。

共通項は「下げ尽くして無関心になった銘柄に、新しい買い手が入り始めた足跡を、出来高で確認する」。これは勘ではなく観察であり、観察は再現できる。

職人の勘の定量化 — 3つの需給シグネチャ

実テンバガー283銘柄の谷の姿(高値比-58%・時価総額83億・点火まで16ヶ月)に、月足出来高から3つの足跡を重ねた:

シグネチャ 定義 相場師の言葉で
枯れ (dry) 谷前6ヶ月の出来高がそれ以前の平均の半分未満 売り手が尽きた。振るい落とし完了
底練り (basing) 谷値+30%以内に6ヶ月以上滞留 大口が静かに集めている時間
点火 (surge) 直近3ヶ月出来高が枯れ期の3倍以上 新しい買い手の登場。Sign of Strength

需給スコア上位(3条件+熱業種、2026-06時点)

code 銘柄 時価総額 高値比 枯れ 底練り 点火出来高 スコア
7719 東京衡機 32億 -84% 0.33 6ヶ月 28.1倍 4/4
6347 プラコー 26億 -65% 0.27 10ヶ月 20.8倍 4/4
5162 朝日ラバー 33億 -59% 0.19 30ヶ月 10.0倍 3
4222 児玉化学工業 109億 -69% 0.45 11ヶ月 9.1倍 3
6495 宮入バルブ製作所 71億 -84% 0.18 5ヶ月 6.8倍 3
3744 サイオス 46億 -80% 0.16 12ヶ月 4.6倍 3
9227 マイクロ波化学 151億 -62% 0.08 7ヶ月 3.5倍 3
6619 ダブル・スコープ 161億 -91% 0.22 3ヶ月 3.3倍 3
4242 タカギセイコー 48億 -56% 0.28 23ヶ月 3.1倍 3

ほか3点: 中村超硬・アスタリスク・日本エム・ディ・エム・三和油化工業・大盛工業・フルッタフルッタ・フリージア・マクロス・明治機械。全188銘柄の生データは reports/dream_jukyu.csv

ここから先が本当の目利き(機械にできない部分)

スコアは候補を出すだけで、最後の判断は人間の仕事。買う前に必ず:

  1. なぜ今、誰が買い始めたのかを説明する。新しい買い手の正体(材料・新株主・自社株買い・テーマ物色の波及)が言えないなら、その点火はノイズか仕手
  2. 信用買い残の整理を確認する。上値のしこり(高値で捕まった信用買い)が残っていると戻り売りに潰される
  3. 希薄化の罠を疑う。低位株の出来高急増にはMSワラントの換金売りという偽物の点火がある。直近の資金調達履歴を必ず見る
  4. 浮動株の構造を見る。大株主で固定された株が多いほど、同じ買いで大きく動く
  5. 板と歩み値(実際に買う日)。月足の足跡が本物なら、日中の板にも買い手の意思が見える

夢枠の張り方

関連

22_ドリーム銘柄アーキタイプ / 50_行動プレイブック / 40_100倍チャレンジ・シミュレーション

🎯 サテライト候補

勉強用。投資助言ではない。財務は J-Quants Free の12週遅延データ、事業内容の記述は検証前の仮説。 買う前に必ず直近決算を自分で読み、「2分で語れるストーリー」を自分の言葉で書けることを通過条件にする。

選定方法

178社のスクリーナー通過銘柄から、まず4条件すべてを満たす銘柄に絞った。条件は時価総額500億以下・売上成長20%超・営業利益率改善・上方修正あり。そのうえで直近12ヶ月モメンタムと、シナリオS1のテーマである防衛・電力インフラ・半導体・AI実装・インバウンドへの適合で順位付けした。

第一候補 5銘柄 — テーマ×ストーリー仮説

code 銘柄 時価総額 売上成長 OPM モメンタム テーマ
1960 サンテック 223億 +33.8% 3.1%→改善中 1.71x 電力インフラ
6203 豊和工業 210億 +25.5% 5.0% 1.64x 防衛
3741 セック 169億 +20.6% 17.4% 1.30x 防衛・宇宙ソフト
6403 水道機工 172億 +20.0% 5.7% 2.12x 水インフラ更新
4450 パワーソリューションズ 61億 +20.0% 8.8% 1.43x 金融DX・AI実装

ストーリー仮説(要検証): - サンテック: 送電網増強・データセンター電源工事の波に乗る電気工事業。売上679億に対し時価総額223億とPSR0.33。電力インフラはS1/S4どちらのシナリオでも追い風 - 豊和工業: 国産小銃・火工品の防衛事業を持つ工作機械メーカー。防衛予算拡大の直接受益で、利益率改善が始まったところ - セック: 宇宙・防衛・ロボット向けリアルタイムソフト専業。OPM17%と利益体質が既に良く、人材依存だが領域の構造的成長が長い - 水道機工: 上下水道プラントの更新需要。インフラ老朽化は政策テーマであり景気感応度が低い - パワーソリューションズ: 金融機関のDX・RPA・システム内製化支援。AI実装の「導入支援側」に立つ小型株

第二候補 ウォッチ8銘柄

code 銘柄 一言 留意点
6227 AIメカテック 半導体後工程装置。成長+36%・OPM改善+8.3pt 12ヶ月で6.4倍済・高値圏。追いかけ買い禁止条項に該当、押し目のみ
6264 マルマエ 半導体・FPD向け消耗部品。+140%成長 半導体サイクル感応度が最大。S3警報点灯時は最初に切る枠
6562 ジーニー 広告・営業AI SaaS。OPM22% AI実装の収益化第二波の本命候補。バリュエーション要確認
9158 シーユーシー 医療機関支援・在宅ホスピス ディフェンシブ成長。サテライトの分散役
6785 鈴木 精密コネクタ・医療部品。+20%成長 半導体×医療の二面。456億とH1上限近い
7318 セレンディップHD 製造業の事業承継M&Aプラットフォーム 承継再編テーマ。のれん・統合リスクを確認
9271 和心 インバウンド和雑貨・着物レンタル。OPM20% 64億と小さく流動性に注意
7722 国際計測器 試験計測装置。OPM変化+15.1pt 利益率改善幅は全候補中最大。需要の持続性を確認

組み方(プレイブック準拠)

この一覧の賞味期限

財務データは12週遅延・価格は月足ベース。次回の四半期自動更新(7/1)で陳腐化する前提で扱い、デイリーモニターの警報(60_デイリーモニター)が「調整」に変わったら、このリストではなく谷用の再スクリーニングを行う。

🧮 スクリーナー最新

母集団 3842社 → H1小型×H2成長20%×H3利益率改善: 226社 → 品質フィルタ後(売上10億以上・OPM 0〜30%・成長100%以下): 178社 うちH7上方修正あり: 115社

code 銘柄 時価総額(億) 売上(億) 売上成長 OPM OPM変化 上方修正
2998 クリアル 26 418 98.7% 4.7% +0.0pt
2776 新都ホールディングス 45 123 95.4% 0.3% +5.0pt
3719 AIストーム 54 27 86.6% 10.4% +1.2pt
2323 fonfun 22 13 81.4% 11.8% +1.2pt
8746 unbanked 26 95 78.7% 2.0% +4.8pt
6578 コレックホールディングス 32 65 64.2% 3.4% +0.4pt
2330 フォーサイド 31 87 63.8% 5.3% +4.4pt
5729 日本精鉱 36 252 61.5% 14.3% +10.0pt
196A MFS 28 29 54.4% 6.7% +12.5pt
8226 理経 59 187 54.4% 5.9% +1.3pt
3359 cotta 58 137 52.8% 5.6% +0.3pt
9625 セレスポ 61 137 52.6% 5.8% +10.1pt
1430 ファーストコーポレーション 122 432 51.6% 6.0% +0.9pt
4015 ペイクラウドホールディングス 74 102 49.3% 7.1% +2.2pt
2700 木徳神糧 156 1762 48.1% 4.6% +2.6pt
2378 ルネサンス 213 637 46.1% 3.1% +0.2pt
4728 トーセ 49 66 43.8% 10.4% +21.7pt
9158 シーユーシー 245 470 42.4% 11.4% +0.0pt
6562 ジーニー 168 113 41.3% 22.3% +3.1pt
4418 JDSC 89 231 40.1% 2.5% +2.2pt
4412 サイエンスアーツ 94 17 39.7% 6.5% +9.1pt
4440 ヴィッツ 44 49 39.7% 11.7% +3.6pt
3661 エムアップホールディングス 246 258 38.8% 15.8% +0.6pt
9554 AViC 101 27 38.6% 27.0% +4.0pt
7378 アシロ 106 66 38.5% 21.3% +14.5pt
3447 信和 125 175 38.1% 9.3% +3.7pt
5742 エヌアイシ・オートテック 38 66 37.0% 3.5% +13.3pt
6227 AIメカテック 440 210 36.2% 10.0% +8.3pt
3690 イルグルム 33 49 35.7% 5.6% +1.1pt
3695 GMOプロダクトプラットフォーム 72 68 35.7% 5.0% +0.3pt
8946 ASIAN STAR 17 45 35.5% 4.3% +2.8pt
2982 ADワークスグループ 196 675 35.3% 7.4% +0.9pt
7692 アースインフィニティ 99 67 34.5% 10.3% +4.8pt
3489 フェイスネットワーク 69 299 34.2% 15.1% +5.7pt
1418 インターライフホールディングス 87 169 34.2% 5.2% +3.0pt
3968 セグエグループ 185 251 34.0% 7.4% +3.5pt
1960 サンテック 223 679 33.8% 3.1% +5.6pt
9242 メディア総研 23 15 33.0% 19.1% +2.8pt
4673 川崎地質 46 127 32.9% 5.2% +0.7pt
9271 和心 64 28 32.9% 20.4% +0.5pt

C1中庸バンド系統(成長10〜40%×OPM2〜15%×改善×50〜500億): 218社

code 銘柄 時価総額(億) 売上成長 OPM OPM変化 上方修正
4412 サイエンスアーツ 94 39.7% 6.5% +9.1pt
5588 ファーストアカウンティング 82 38.8% 12.3% +1.7pt
4395 アクリート 55 38.5% 6.0% +0.8pt
3447 信和 125 38.1% 9.3% +3.7pt
8107 キムラタン 82 36.9% 7.6% +4.7pt
6227 AIメカテック 440 36.2% 10.0% +8.3pt
3695 GMOプロダクトプラットフォーム 72 35.7% 5.0% +0.3pt
2982 ADワークスグループ 196 35.3% 7.4% +0.9pt
7692 アースインフィニティ 99 34.5% 10.3% +4.8pt
1418 インターライフホールディングス 87 34.2% 5.2% +3.0pt
6656 インスペック 55 34.1% 4.8% +18.8pt
3968 セグエグループ 185 34.0% 7.4% +3.5pt
1960 サンテック 223 33.8% 3.1% +5.6pt
1718 美樹工業 78 32.5% 7.1% +3.0pt
5137 スマートドライブ 73 32.4% 13.6% +5.5pt
5034 unerry 78 31.5% 8.3% +2.0pt
7095 Macbee Planet 171 31.1% 10.0% +0.7pt
7638 NEW ART HOLDINGS 231 31.0% 14.1% +0.5pt
3135 マーケットエンタープライズ 74 30.3% 2.5% +1.0pt
4477 BASE 310 29.7% 8.1% +3.3pt

※勉強用。投資助言ではない。価格は直近月足・財務は12週遅延時点。 ※Phase B-1の検証では『小型×高成長』は2021年起点で逆効果だった。このリストは仮説の機械的適用であり、 レジーム判断(バリュエーション水準・金利局面)と個別の質的確認を経ない投資判断には使えない。

📖 行動プレイブック

勉強用。投資助言ではない。作成 2026-06-11。根拠は実史実レジーム系列のポリシーシミュレーション216,000パス。

3つの問いへのデータの答え

Q1. そもそも投資すべきか → すべき。現金待機が最悪のポリシーだった

ポリシー 5倍以上(野心目標) 3倍以上 中央値 元本割れ
P0: 一括フルイン分散10銘柄 0.1% 3.0% 1.70x 1.5%
P1: 順張りモメンタム5銘柄集中 1.4% 9.9% 1.60x 14.7%
P2: コア・サテライト レジーム対応 0.2% 3.9% 1.72x 1.9%
P3: 谷待ち→谷で集中 0.7% 4.2% 1.14x 24.9%

直感に反して「暴落を待って買う」P3が中央値・損失確率ともに最悪。調整後12ヶ月の平均リターン1.146は平時の1.123とほぼ変わらず、待機中に失う上昇相場の機会費用が支配する。テンバガーの谷が暴落期に集中するのは事実だが、それは「裾」の話であり、暴落買いの「平均」は大して良くない — この2つを混同しないことが最大の学び。

Q2. 銘柄を選ぶべきか → 二層で。コアは選ばず、サテライトだけ選ぶ

モメンタム集中P1の選別は、野心目標の到達確率を0.1%から1.4%へ14倍にする代わりに、元本割れ確率も10倍にする。全資産でやれば中央値は分散に劣後する。答えはどちらかではなく構造化: - コア70%: 選ばない。インデックスを含む広い分散で複利の土台を作る - サテライト30%: 選ぶ。小型×成長×利益率改善×品質フィルタの四半期スクリーナー通過銘柄から、自分で事業を説明できる5銘柄。リンチの「2分で語れないなら買わない」を通過条件に

Q3. どういう行動をすべきか → 状態に応じた配分変更だけを行動にする

予測はしない。観測された状態に配分で応答する。

市場状態(日経 52週高値比) 行動
平時(-10%以内) コア70/サテライト30を維持。新規は淡々と。追いかけ買い禁止
警戒(-10〜-15%) 新規買い停止。現金10%確保。サテライト含み損銘柄の仮説を再点検
調整(-15〜-25%) 段階投入開始。コア30/谷サテライト70(3銘柄に集中)
深い調整(-25%超) 最大投入。ただし1銘柄上限25%・信用レバ禁止
過熱(200日線比+20%超) 新規の集中買いを控え、利益確定の計画を準備

P3が最悪でP2が最良中央値という結果の含意: 「待つ」のではなく「居続けながら、調整が来たときだけ集中度を上げる」

運用ルーチン(自動化済み)

売買の規律

  1. 買う理由は1銘柄1行で書けること。書けないものは買わない
  2. 買った理由が消えたら売る。株価が下がっただけでは売らない。仮説の破綻と価格の下落を区別する
  3. サテライトの1銘柄上限は総資産の10%。深い調整時のみ25%まで許容
  4. 信用レバレッジは使わない。シミュレーション上P(100倍)を1%に上げる唯一の手段だが、代金は破産率58%
  5. 年1回、H1〜H8の検証結果とシナリオ確率という前提そのものを再検証する

実測の限界(読み手への注意)

経験分布は2015-2026の日本株のみで、生存バイアスを含み、コストと税を無視している。ポリシー間の相対比較として読み、中央値1.7倍などの絶対値は上振れ側の見積もりとして扱う。

関連

00_投資戦略とテンバガー仮説 / 30_2026以降の展望と予測シナリオ / 40_100倍チャレンジ・シミュレーション / 元データ: reports/sim_policy.md


意思決定軸アップデート v1.1(2026-06-11・ヴィンテージA/Bテスト反映)

3ヴィンテージの基準A/Bテスト(詳細: 意思決定軸A/Bテスト)で判明したこと: - スクリーナー基準のエッジは起点依存で激変する。C0現行基準は2022年起点で5倍率11.7%と市場の2倍だが、2021年起点では5倍率0%・元本割れ66%で壊滅 - C1中庸バンド(成長10〜40%×OPM2〜15%×50〜500億)は元本割れ率で2/3ヴィンテージ優位(負けにくい) - C2裾狙い(成長30%+×300億以下)は5倍率最高だが元本割れ40〜64% — 夢枠専用が確定

採った選択肢: C0とC1の2系統並走(実弾決着)。C1機械選定5銘柄を学習台帳に追加し、 F5フラグ(α差が速報7日15%/確定28日10%超で発火)でデータが基準切替を提案する。 代替案として「A: C1へ即時切替(防御優先)」「B: C0維持+過熱時の投入半減(量で調整)」があり、 F5発火時のセッションでこの3択を再評価する。

学習サイクルも高速化: フラグは速報(7日)と確定(28日)の2段階・毎日判定に変更。

🗺 意思決定ウォークスルー

勉強用。投資助言ではない。作成 2026-06-11。前提状態: デイリーモニター「平時・過熱注意」、日経52週高値比-4.4%・200日線比+24.4%。

ルールの本質は「選択肢を事前に狭めておき、その場で発明しない」こと。各分岐で実際に何が起こるかを順に追う。

D0. 今日、100万円をどう置くか

選択肢 ルールの判定
①全額を今日一括投入 △ 過熱警報が「新規の集中買いを控えよ」と言っている
②コアだけ即日、サテライトは分割 ◎ これを選ぶ
③下がるまで全部待つ ✕ P3谷待ちは中央値1.14x・元本割れ25%の最悪ポリシー

選択: コア70万円は今日入れる。タイミングを計る能力は仮定しない。サテライト30万円は2回に割り、今日15万円・残り15万円は7/1のスクリーナー更新後か押し目で。過熱警報下の唯一の譲歩が「サテだけ分割」。

D1. コア70万円に何を買うか

選択肢 ルールの判定
①インデックス投信 ◎ コアは選ばない、が結論だった
②高配当株を自分で10銘柄 △ 分散にはなるが選別の手間に見合う中央値改善はない
③話題の大型株に集中 ✕ コアの役割は複利の土台。集中はサテの仕事

選択: 指数連動。検証は日本株ベースなのでTOPIX型が素直、為替・市場分散を効かせるなら全世界型を半分混ぜる。ここで悩む時間は価値を生まない、が実証の含意。

D2. サテライト枠(今日の15万円→5銘柄×3万円)

選択肢はウォッチリストの13銘柄。ルールが順に絞る:

  1. 追いかけ買い禁止 → AIメカテックは12ヶ月6.4倍済みなので除外(押し目待ちリストへ)
  2. 半導体は合計1枠まで → マルマエ・鈴木から最大1つ
  3. テーマ重複回避 → 防衛2つ(豊和工業・セック)を両方入れるなら他テーマを削る判断が必要
  4. 2分ストーリーの自筆 → 各候補の直近決算を読み、書けたものだけが残る

選択の例 — ストーリーが全部書けたと仮定すると: 電力のサンテック、防衛の豊和工業、水インフラの水道機工、AI実装のパワーソリューションズ、そしてディフェンシブ役に医療のシーユーシー。セックと豊和は防衛で重複するため、利益体質を取るならセック、業績モメンタムを取るなら豊和 — どちらを選んでも誤りではなく、「両方入れて他を削らない」のが誤り

書けなかった銘柄が出たら: 無理に5枠埋めず4銘柄で開始してよい。埋めること自体は目的ではない。

D3. 明日からの毎日

選択肢 ルールの判定
①株価を何度も見て気になったら売買 ✕ 状態遷移なき行動は感情
②モニターを1分見る、警報なしなら閉じる

選択: 毎朝07:15更新の60_デイリーモニターを1分。警報なし=「何もしない」を選択する。これが毎日の答えであり、ルールの存在意義は「行動しない日を耐えられるようにする」こと。

D4. 7/1(四半期スクリーナー更新日)

保有5銘柄それぞれに3択を機械的に当てる:

状況 選択
スクリーナーに残留 + 自分のストーリー無傷 続持
スクリーナーから脱落(成長鈍化・利益率悪化) 売却 → 新リスト上位で2分ストーリーが書けた銘柄と交換
株価は-15%だがストーリー無傷・条件残留 続持(価格の下落と仮説の破綻を区別する)
株価は+40%だが上方修正が続く 続持。利益確定は過熱警報+ストーリー消滅で判断

順番のルール: 出すのが先、入れるのが後。空いた枠にだけ新銘柄を入れる。

D5. 日経が高値から-10%(警戒)に遷移したら

選択肢は「ナンピン」「静観」「新規停止+現金確保」。選択は新規停止+現金10%。残していたサテ予備資金は使わずキープし、含み損銘柄のストーリーを再点検。ここで売るのはストーリーが壊れた銘柄だけ。

D6. -15%(調整)に遷移したら — 一番難しい分岐

選択肢 ルールの判定
①恐怖で全部売って様子見 ✕ 統計上、底近くで降りて戻りを取り逃がす最悪手
②何もしない △ 悪くないが、実測でテンバガーの谷は調整期に集中する
③コア30/谷サテ70へ段階組換え ◎ プレイブック発動

選択: コアを部分的に取り崩して原資を作り、その時点で再スクリーニングする。条件は財務健全×売られ過ぎ×テーマ無傷の3点で、該当する谷3銘柄へ3回に分けて段階投入。1銘柄上限は25%、信用レバはどの分岐でも使わない。今日の候補リストはこの時点で捨てる — 調整後の世界では別の銘柄が安い。

D7. 大きく勝った銘柄が出たら(例: 2年で4倍)

選択肢 ルールの判定
①全部利確 △ テンバガーの中央値パスは保有continuation。早売りが最大の機会損失
②そのまま放置 △ 10倍達成銘柄の12%はピーク比-70%の往復を食らう
③半分利確して残りを走らせる+ストーリー消滅で全売り ◎ 上限10%超過分を刈り取り、仮説が生きる限り残す

全体を一枚で

今日: コア70万(指数・即日) + サテ15万(5銘柄×3万) + 予備15万 毎日: モニター1分 → 警報なし=何もしない 四半期: 出すが先・入れるが後の入替30分 警戒-10%: 新規停止・現金10% 調整-15%: コア取崩し→谷3銘柄へ段階集中(再スクリーニング) 勝ち銘柄: 上限超過分だけ利確、ストーリー消滅で全売り 禁止: 追いかけ買い・信用レバ・その場の配分発明

関連: 50_行動プレイブック / 21_サテライト候補ウォッチリスト / 60_デイリーモニター

🔭 2026以降シナリオ

勉強用ノート。投資助言ではない。作成 2026-06-11。 事実関係は tech-researcher 収集データ(2026年6月時点)に基づく。シナリオと確率は主観的推定。

起点となる現状観測(2026年6月)

5年シナリオ(2026〜2031)

S1: 名目成長相場の継続 — 確率45%(基本シナリオ)

金融正常化は政策金利1.5%前後の巡航速度で緩慢に進み、円安は145〜165円で定着。インフレ2〜3%の名目経済で企業収益と株価指数は緩やかに切り上がる。 テンバガーの土壌: AI実装の収益化第二波としてのエージェント導入支援・業務特化SaaS、省力化・ロボティクス、防衛、電力インフラ増強、データセンター関連の裾野。指数は上がるが銘柄間格差は拡大し、選別相場が続く。 監視指標: 日銀のターミナルレート示唆、実質賃金のプラス定着、東証グロース指数の出来高回復。

S2: 金利ショック・財政プレミアム顕在化 — 確率25%

減税と国債増発が引き金で長期金利が3.5〜4%へ急騰。日銀のコントロールが後手に回り、株式は割引率ショックでバリュエーション圧縮。高PER株・小型グロースが最も売られ、流動性が枯渇する。 含意: Phase B-1で観測した「2021年型の小型グロース壊滅」の再演。ただし暴落の谷は次世代テンバガーの最大の仕込み場になる(Phase A実測: コロナ暴落の谷から50銘柄がテンバガー化)。 監視指標: 30年債利回り、国債入札の札割れ気配、日銀保有国債の含み損報道の頻度。

S3: 米国発の調整・AI設備投資サイクル下降 — 確率20%

米インフレ再燃でFRBが引き締め再開、またはAI設備投資の過剰が露呈して半導体サイクルが下降。今サイクルの主役だった日本のハイテク・半導体製造装置(直近テンバガーの主産地)が大幅調整し、日経平均は3〜4割の下落も。 含意: 現テンバガー群(Phase A上位の電気機器・機械)の利益確定局面。S2と同じく、調整の谷が次の起点。 監視指標: 米CPIの再加速、大手クラウドの設備投資ガイダンス、SOX指数、エヌビディア決算のデータセンター売上の伸び率鈍化。

S4: 生産性ブーム本格化 — 確率10%

AIの生産性効果が中小企業まで波及し、賃上げ→消費の好循環が定着。東証の資本効率改革と相まって内需サービス・中堅企業が再評価され、PBR1倍割れ解消の第二波が走る。 含意: テンバガーの主産地が「ハードウェア・輸出」から「内需・サービス・省力化実装」へ交代する。 監視指標: 中小企業の労働生産性統計、省力化投資補助金の執行率、内需株のEPS改定率。

シナリオ横断の含意

どのシナリオでも共通する点が3つある。第1に、暴落・調整はリスクであると同時にテンバガーの最大の発生源になる。Phase Aの実測では谷の年分布が2015-16年と2020年の暴落期に集中していた。第2に、テーマの波は5年スパンで交代するため「今の勝者」への順張りは後半ほど分が悪くなる。第3に、金利のある世界では赤字成長株の倍率拡大が起きにくく、利益が出ていて成長する小型株への絞り込みが2010年代より重要になる。

関連ノート

🎲 100倍シミュレーション

勉強用の思考実験。投資助言ではない。作成 2026-06-11。 実測データ: 全上場銘柄の月足2015-2026、クリーニング済。シミュレーションは10万パスのモンテカルロ。

要求水準を数式にする

100倍を5年は 年率+151%を5年連続 という要求。2.5倍を毎年、あるいは10倍を2.5年ごとに2回連続。 まず実測データがこの要求をどう評価するかを見る。

実測の壁

戦略別モンテカルロ(10万パス、年次入替×5回)

戦略 P(100倍+) P(10倍+) P(2倍+) 中央値 P(▲90%超) 破産率
A: 分散10銘柄 0.000% 0.02% 28.4% 1.69x 0.0% 0.0%
B: 1銘柄全力・ランダム 0.001% 0.93% 27.0% 1.25x 0.3% 0.0%
C: モメンタム上位10%から1銘柄全力 0.006% 1.56% 25.1% 1.04x 1.1% 0.0%
D: C+信用2倍レバ 0.214% 5.98% 23.9% 0.35x 37.3% 28.0%
E: C+信用3倍レバ 0.947% 8.57% 20.0% 0.00x 62.6% 58.1%

経験分布は生存バイアス込み・コストと税を無視した楽観側の見積もり。それでもこの数字になる。

読み解き

  1. 集中するほど中央値は下がり、裾だけが伸びる。分散Aの中央値1.69倍に対し、集中Cは1.04倍。 集中は「期待値を上げる」のではなく「結果のばらつきを買う」行為
  2. レバレッジは右尾と左尾を同時に太らせる。3倍レバEでようやくP(100倍)が約1%に乗るが、 破産率58%・中央値ゼロ。これは投資ではなく、当選確率1%・没収確率58%の宝くじの購入
  3. モメンタム選別のエッジは実在するが小さい。P(10倍)が0.93%→1.56%へ約1.7倍。 エッジは複利の土台にはなるが、100倍の壁を超える燃料にはならない

それでも100倍に最も近い構造は何か

データが示す唯一の現実的な経路は「暴落の谷で集中 → テーマ初期の小型株で10倍 → もう一度」の連続成功。

結論: 「5年で100倍」を計画として成立させる市場戦略は存在しない。 存在するのは当選確率1%前後の宝くじ構造だけで、その代金は高確率の全損。データが支持する野心的上限は「5年で3〜10倍」、すなわち上位数%の成績であり、これ自体がプロでも稀な成果。100倍は「2回連続の歴史的勝利+運」の事後的な結果としてのみ起こる。

現実的な代替フレーム(学びとして)

関連

00_投資戦略とテンバガー仮説 / 30_2026以降の展望と予測シナリオ / 元データ: reports/sim_100x.md

⚖ ポリシーシミュレーション

2015-2026の実際の調整局面の順序・頻度で5年窓72本を再生(計219,000パス)。 調整の定義: 等加重指数の高値からのドローダウン-15%以下。

ポリシー P(10倍+) P(5倍+)=野心目標 P(3倍+) 中央値 P(元本割れ) 5%タイル
P0: 一括フルイン分散10 0.00% 0.1% 3.0% 1.70x 1.5% 1.13x
P1: 順張りモメンタム5集中 0.06% 1.4% 9.9% 1.60x 14.7% 0.77x
P2: コア・サテライト レジーム対応 0.00% 0.2% 3.9% 1.72x 1.9% 1.12x
P3: 谷待ち→谷3銘柄→順張り 0.04% 0.7% 4.2% 1.14x 24.9% 0.66x

注: 経験分布は生存バイアス込み・コスト/税無視。絶対値でなくポリシー間の差を読む。

📊 Phase A 後ろ向き検証

母集団: 3613銘柄(2026-06時点上場・月足24ヶ月以上。生存バイアスあり=退場銘柄を含まない

ベースレート

テンバガーの内訳(rolling基準)

全283銘柄

市場区分別(母集団比)

注意: 市場区分は2026年現在の区分。10倍化の過程でグロース→プライムに昇格した銘柄が プライムに計上される昇格バイアスがあり、出発点の区分ではない

規模区分別(TOPIX区分・現在時点)

2015-07以降の新規上場銘柄

谷(買い場)の年分布 — テンバガーはいつ仕込まれたか

業種別 テンバガー数 上位10

H1検証: 谷時点の近似時価総額(現在株式数×谷値・希薄化無視)

H8検証: テンバガーの途中下落と往復

テンバガー上位30(rolling倍率順)

ticker 銘柄名 倍率 谷→山 市場 業種 谷時価総額(億)
6920.T レーザーテック 149.88x 2015-08-01→2026-05-01 プライム 電気機器 255.7
6787.T メイコー 143.22x 2015-09-01→2026-06-01 プライム 電気機器 65.0
6857.T アドバンテスト 128.48x 2015-08-01→2026-03-01 プライム 電気機器 1527.7
3856.T Abalance 121.31x 2015-09-01→2023-05-01 スタンダード 電気機器 14.6
5803.T フジクラ 110.46x 2020-08-01→2026-04-01 プライム 非鉄金属 766.7
6016.T ジャパンエンジンコーポレーション 93.13x 2020-03-01→2025-12-01 スタンダード 輸送用機器 12.2
6254.T 野村マイクロ・サイエンス 91.96x 2016-08-01→2024-03-01 プライム 機械 21.4
6532.T ベイカレント 85.43x 2016-12-01→2025-08-01 プライム サービス業 155.0
6777.T santec Holdings 76.3x 2015-08-01→2026-04-01 スタンダード 電気機器 39.2
6323.T ローツェ 74.21x 2015-06-01→2026-06-01 プライム 機械 92.7
3350.T メタプラネット 67.71x 2023-11-01→2025-06-01 スタンダード 卸売業 217.8
6035.T アイ・アールジャパンホールディングス 57.27x 2016-01-01→2020-12-01 スタンダード サービス業 44.4
2471.T エスプール 48.93x 2016-01-01→2021-10-01 プライム サービス業 18.3
6590.T 芝浦メカトロニクス 45.33x 2016-03-01→2026-03-01 プライム 電気機器 73.7
3697.T SHIFT 44.04x 2016-02-01→2023-11-01 プライム 情報・通信業 133.3
6574.T コンヴァノ 42.74x 2022-11-01→2025-08-01 グロース サービス業 25.0
3186.T ネクステージ 42.51x 2016-02-01→2026-06-01 プライム 小売業 66.1
6368.T オルガノ 39.23x 2016-06-01→2026-01-01 プライム 機械 190.4
4369.T トリケミカル研究所 38.46x 2016-01-01→2024-02-01 プライム 化学 39.9
8035.T 東京エレクトロン 37.13x 2015-08-01→2026-06-01 プライム 電気機器 7201.0
3923.T ラクス 36.95x 2016-02-01→2021-08-01 プライム 情報・通信業 183.8
1948.T 弘電社 36.79x 2015-12-01→2026-06-01 スタンダード 建設業 27.2
4062.T イビデン 34.95x 2016-07-01→2026-06-01 プライム 電気機器 1628.4
2195.T アミタホールディングス 34.76x 2016-07-01→2022-11-01 グロース サービス業 5.7
6834.T 精工技研 34.69x 2015-08-01→2026-04-01 スタンダード 電気機器 72.5
4107.T 伊勢化学工業 34.57x 2016-06-01→2026-01-01 スタンダード 化学 88.1
5706.T 三井金属 33.56x 2016-02-01→2026-06-01 プライム 非鉄金属 758.0
9107.T 川崎汽船 32.58x 2020-06-01→2026-03-01 プライム 海運業 502.8
7014.T 名村造船所 32.38x 2020-10-01→2025-10-01 スタンダード 輸送用機器 98.1
5344.T MARUWA 31.28x 2015-08-01→2026-04-01 プライム ガラス・土石製品 290.6
## 所見(Phase Aの範囲での解釈)
  1. H1は確認できず: 谷時点の近似時価総額別のテンバガー率は100億未満8.2%・100〜300億8.3%・1000億超7.3%とほぼフラット。 ただし現在株式数で過去を割り戻す近似は増資銘柄の過去時価総額を過大評価し、H1に不利な歪みを持つ。 規模区分・市場区分の集計は「現在の区分」であり、10倍化した銘柄ほど大型・プライムに昇格済みという循環があるため、 Core30の33%という数字をもって「大型株が有利」とは読めない。確定判定はPhase Bの過去時点株式数で行う
  2. H5は支持: 業種別率は電気機器16.5%・機械12.5%・ガラス土石16.3%と半導体・ハード製造業が突出し、 小売2.8%・サービス6.3%と内需サービスは低い。2015-2026窓の支配テーマが半導体・AIサイクルだったことと整合する
  3. 谷の年分布は2015-16と2020に集中: 前者は窓起点の機械的効果を含むが、後者はコロナ暴落が実際に最大の買い場だったことを示す。 「危機の安値で仕込まれたテンバガー」は283銘柄中50銘柄ある
  4. IPO組は不利: 2015-07以降上場組のテンバガー率5.1%は既上場組8.7%を下回る。観測期間が短い分の不利はあるが、 「上場直後の新興株が宝の山」という通説はこの窓では支持されない
  5. H8は定量化できた: テンバガー達成後にピーク比70%超下落した往復組は12.0%。10倍に到達しても約8分の1は利益の大半を失う

📈 Phase B 財務検証

母集団: 2424社(2021年有報×価格データ突合。3月決算中心・生存バイアスあり)

H1: 2021年時点時価総額(実株式数ベース・億円)(n=2418)

分位 n 5倍以上率 倍率中央値 元本割れ率
(0.00421, 44.532] 484 8.9% 1.75x 25.8%
(44.532, 99.118] 483 5.6% 1.74x 28.6%
(99.118, 253.332] 484 7.4% 1.80x 23.3%
(253.332, 902.848] 483 6.6% 1.89x 22.6%
(902.848, 40208911.302] 484 6.8% 1.88x 18.0%

H2: 売上成長率 直近2年CAGR(2021年時点)(n=2291)

分位 n 5倍以上率 倍率中央値 元本割れ率
(-0.843, -0.0971] 459 8.1% 1.74x 29.2%
(-0.0971, -0.0433] 458 8.7% 2.00x 16.2%
(-0.0433, -0.000495] 458 4.8% 1.98x 16.2%
(-0.000495, 0.053] 458 6.1% 1.82x 15.9%
(0.053, 2.401] 458 4.4% 1.56x 38.9%

H3a: 営業利益率の水準(2021年時点)(n=2345)

分位 n 5倍以上率 倍率中央値 元本割れ率
(-13.481, 0.0079] 469 6.8% 1.59x 35.0%
(0.0079, 0.0359] 469 6.4% 1.88x 19.8%
(0.0359, 0.064] 469 6.4% 1.92x 16.4%
(0.064, 0.108] 469 6.2% 1.93x 17.9%
(0.108, 155.858] 469 6.4% 1.63x 30.5%

H3b: 営業利益率の変化(前期→当期)(n=2315)

分位 n 5倍以上率 倍率中央値 元本割れ率
(-17.162000000000003, -0.0288] 463 5.8% 1.54x 34.6%
(-0.0288, -0.00599] 463 7.3% 2.03x 15.6%
(-0.00599, 0.00396] 463 7.1% 2.08x 11.9%
(0.00396, 0.0191] 463 4.3% 1.74x 20.3%
(0.0191, 39.958] 463 7.3% 1.67x 35.6%

H4: オーナー大株主(個人筆頭の保有比率・n=2360)

区分 n 5倍以上率 倍率中央値 元本割れ率
個人大株主なし(0%) 981 10.5% 2.09x 14.2%
0〜10% 947 5.8% 1.73x 25.0%
10〜25% 279 2.9% 1.51x 38.0%
25%以上 153 2.6% 1.39x 52.9%

H4×H1: オーナー10%以上 × 小型300億以下

H1×H2 交差検証: 小型300億以下 × 売上CAGR20%以上

セグメント n 5倍以上率 倍率中央値
小型×高成長 71 1.4% 1.33x
小型×低成長 1370 6.7% 1.78x
大型×高成長 44 0.0% 1.38x
大型×低成長 802 6.7% 1.92x
## 所見の追補(H4・2026-06-11)

H4(オーナー大株主有利)も逆相関で棄却方向。個人筆頭株主の保有比率が高いほど成績が単調に悪化し、 25%以上のオーナー企業は5倍率2.6%・元本割れ52.9%に対し、個人大株主なしは10.5%・14.2%。 小型に限定してもオーナー3.5% vs 非オーナー8.5%で差が残る。2021年起点ではオーナー企業の多くが 直近IPOの新興グロースと重なるため、H2と同じヴィンテージ汚染の可能性が高い。複数ヴィンテージ検証で切り分ける。 パーサの限界として、資産管理会社経由の保有は法人扱いになりオーナー判定が過小になる点に留意。

🕰 複数ヴィンテージ検証

起点を2021/2022/2023年6月の3つに振り、同じ財務属性×その後リターンを比較した。 窓の長さが5年/4年/3年と異なるため、比較はヴィンテージ内のパターンのみ(絶対水準の比較は不可)。 各年の財務は当該年提出の有価証券報告書(各約2,870件)の実数。

H2(売上成長率)— 強い逆相関は2021年固有だった

最上位成長分位の成績(vs 全体平均):

起点 最上位分位の5倍率 全体の5倍率 最上位分位の元本割れ 全体の元本割れ
2021 4.4%(最下位) 7.1% 38.9% 23.7%
2022 6.6%(最上位) 6.1% 28.1% 19.6%
2023 2.3%(平均以下) 2.7% 39.1% 24.9%

H1(時価総額)— 2022/2023年で部分復権

起点 最小分位の5倍率 最大分位の5倍率 倍率比
2021 8.9% 6.8% 1.3x
2022 8.8% 4.4% 2.0x
2023 3.9% 1.8% 2.2x

統合結論

小型×高成長というテンバガー狙いの本質は、3ヴィンテージを通して 「中央値(平凡な結果)を犠牲にして、裾(大勝ちと大負けの両方)を買う行為」と定量化された。 これはプレイブックの結論——コアでは買わずサテライト/夢枠でのみ張り、サイズで破産を防ぐ——を裏から支持する。 H4(オーナー株主)の複数ヴィンテージ検証は大株主テキストの年度別パースが必要で、次の課題。

🧪 意思決定軸A/Bテスト

検証知見(高成長・極端は分散増幅器)を反映した基準候補を、実データで事後比較。

起点 2021-06(窓 5年)

基準 n 5倍率 3倍率 中央値 元本割れ
C0_現行 44 0.0% 2.3% 1.15x 65.9%
C1_中庸バンド 51 2.0% 9.8% 1.26x 51.0%
C2_裾狙い 25 4.0% 8.0% 1.13x 64.0%
C3_全銘柄 2257 6.5% 20.2% 1.81x 22.6%

起点 2022-06(窓 4年)

基準 n 5倍率 3倍率 中央値 元本割れ
C0_現行 60 11.7% 26.7% 1.88x 21.7%
C1_中庸バンド 83 6.0% 20.5% 1.81x 21.7%
C2_裾狙い 38 10.5% 26.3% 1.88x 42.1%
C3_全銘柄 2305 5.5% 19.5% 1.87x 18.7%

起点 2023-06(窓 3年)

基準 n 5倍率 3倍率 中央値 元本割れ
C0_現行 125 1.6% 7.2% 1.34x 41.6%
C1_中庸バンド 170 2.4% 7.6% 1.57x 22.9%
C2_裾狙い 71 2.8% 12.7% 1.10x 53.5%
C3_全銘柄 2341 2.5% 9.9% 1.55x 24.3%

🧭 戦略仮説ノート

勉強用ノート。投資助言ではない。実証は 10_PhaseA_テンバガー後ろ向き検証 / 11_PhaseB_財務属性検証 を参照。 作成: 2026-06-10 / リポジトリ: ~/work/tenbagger-lab/

1. すべての戦略は一本の式に還元できる

株価リターン = EPS成長 × PER変化 + 配当

テンバガーはこの二重エンジンが同時に点火した結果。EPS3倍 × PER3.3倍 = 10倍という掛け算であり、片方だけで10倍はほぼ起きない。各戦略は「どの項を取りに行くか」の選択にすぎない。

戦略 取りに行く項 捨てているもの 代表的投資家
バリュー PERの正常化 成長。修正までの時間 グレアム、初期バフェット
グロース EPS成長 割安さ フィッシャー、リンチ
クオリティ EPS成長の持続年数 短期の値動き 後期バフェット、テリー・スミス
モメンタム PER変化の勢い ファンダの確信 オニール、ミネルヴィニ
イベント/カタリスト 特定の歪みの解消 再現性 日本の専業個人投資家に多い
インデックス 市場全体の複利 超過リターンの全部 ボーグル

テンバガー狙いは「グロース × モメンタム × 小型」の交差点にある。

2. 過去のテンバガーの構造

メイヤー『100 Baggers』の核心は3点。スタート時は小型、利益成長とマルチプル拡大の二重エンジン、保有期間が長く途中に50%級下落を複数回挟む。

日本の2010年代の代表例の駆動因:

銘柄 駆動因 構造
レーザーテック EUVマスク検査のほぼ独占 技術転換点 × 独占
神戸物産 業務スーパーFC網の拡大 出店余地 × 低コスト構造
ワークマン 一般客層への拡大 TAMの再定義
MonotaRO 間接資材のEC化 アナログ→デジタル移行の波
エムスリー 医師プラットフォーム独占 ネットワーク効果 × 高利益率

共通構造: 市場そのものが拡大する転換点に、シェアを独占的に取る仕組みを持ったまだ小さい会社が乗り、利益成長を見た機関投資家が後から買い上がってPERも拡大した。時価総額300億円以下では機関が流動性制約で買えず、成長して500億〜1,000億円を超えたあたりで新しい買い手が現れて第二エンジンが点火する。

反面教師はペッパーフードサービス。出店拡大が源泉の成長は、出店が飽和した瞬間に逆回転する。駆動因が再現性のある構造か一過性のブームかの見極めが保有継続の判断そのもの。

3. 投資家の思考トレース

リンチ: 入口は日常の観察。急成長株(年率20〜25%成長)だけがテンバガー候補。PEG 1未満で値札を確認し、「この会社は◯◯だから利益が伸びる」を2分で語れない銘柄は買わない。

オニール/ミネルヴィニ: まずチャート。52週新高値圏で出来高を伴う銘柄だけが母集団。新高値は機関の買い集めの足跡。直近四半期EPS前年比25%以上。損切り7〜8%機械的。テンバガーを当てる必要はなく、乗っている間だけ乗る。

日本の専業個人投資家型: 決算短信・適時開示を全部読む。アナリスト不在の小型株では開示を読むだけで情報優位。四半期進捗率で上方修正を先回り。機関が買えない時価総額100〜300億円帯のミスプライシングを取る。

4. 仮説 H1〜H8

5. 実証で分かったこと(2026-06-10時点)

Phase A(2015-06〜2026-06、全上場3,613銘柄): - 谷→山10倍のベースレートは7.8%。2015年買い持ちなら4.2% - H1は確認できず(時価総額分位でフラット) - H5は支持(電気機器16.5%・小売2.8%と業種差が大きい。半導体・AIサイクルが支配) - H8の実測: 10倍達成後にピーク比70%超下落する往復組は12% - IPO直後の新興株が宝の山という通説は不支持(IPO組5.1% < 既上場組8.7%)

Phase B-1(2021-06起点5年、有報実財務×リターン、n=2,424): - H1は実株式数ベースでもフラット - H2は逆相関。売上成長最上位分位が5倍率4.4%・元本割れ38.9%と最悪 - 小型×高成長は5倍率1.4%で仮説の真逆(小型×低成長は6.7%) - H3は中庸の勝ち。極端な利益率・急変はどちら向きでも元本割れ30%超

最大の学び: ファクターの有効性はヴィンテージとレジームに強く依存する。「小型×高成長」は2016年に買えば正解、2021年(グロース市場の天井直前)に買えば最悪だった。仮説そのものより「いつのバリュエーション水準で買うか」が支配的。単一ヴィンテージでの恒久棄却も早計で、次は2022・2023年起点の複数ヴィンテージ検証。

6. データソースの実務知識

📚 エビデンス・出典

DD調査の出典(銘柄別)

サイオス(3744)
朝日ラバー(5162)
東京衡機(7719)
プラコー(6347)
ダブル・スコープ(6619)
宮入バルブ(6495)
マイクロ波化学(9227)
児玉化学(4222)

データソース・手法

検証コード・生データ: ローカルrepo tenbagger-lab(再現可能)。母集団3,613銘柄・月足2015-2026・有報2,876件・財務開示37,597件。